第19回亀倉雄策賞の受賞を記念して開催されている渡邉良重氏の個展「絵をつくること」

渡邉良重展「絵をつくること」

株式会社リクルートホールディングスが運営するギャラリー「クリエイションギャラリーG8」にて、2017年5月20日(土)まで、渡邉良重氏の展覧会「絵をつくること」が開催されている。渡邉氏が洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」で、第19回亀倉雄策賞を受賞したことを記念して開催されている個展。会場では、受賞作の「AUDREY」のパッケージとともに、これまで同氏が手掛けてきたイラストレーションの仕事や作品が展示されている。入場無料、休館日は日曜および祝日と4月29日(土)~5月7日(日)で、開館時間は11:00~19:00。
亀倉雄策賞は、日本を代表するグラフィックデザイナーの故・亀倉雄策氏(1915~1997年)の生前の業績を讃え、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として設立された。公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が運営と選考を行い、年鑑「Graphic Design in Japan」(株式会社六耀社)への毎年の出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られている。
渡邉良重氏は、1986年に宮田識デザイン事務所(現在の株式会社ドラフト)へ入社し、2012年に植原亮輔氏とともに株式会社キギ(http://www.ki-gi.com/)を設立。グラフィックデザインの他、現在も株式会社ドラフトのプロダクトブランド「D-BROS」のディレクターを務めつつ、さまざまなプロジェクトに携わっている。
第19回亀倉雄策賞の受賞作は、日本各地から厳選したいちごを主役に世界のチョコレートを使っているスイーツ専門店の一連のパッケージだ。選考会では、時代を象徴するデザイン表現や、文字と余白の白を生かすことでイラストレーションの世界観が一層引き出されていることなどが高く評価された。本展の会場でも、物語を紡ぐように表現されている繊細ながらも強い絵や、魅力的なデザインの世界を堪能できる。

第19回亀倉雄策賞の受賞作である洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」(cl:プレジィール)

■期間:
2017年4月4日(火)~5月20日(土)

■開催場所:
クリエイションギャラリーG8
東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F

■問い合わせ先:
クリエイションギャラリーG8
tel. 03-6835-2260
url. http://rcc.recruit.co.jp/

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