ギャラリーから自宅まで実際の帰路での光景を描いた作品を展示する八木佑介氏の個展「N→S」

八木佑介個展「N→S」

2017年4月15日(土)から4月24日(月)まで、BAMI galleryにて、八木佑介氏の個展「N→S」が開催される。同氏がギャラリーから自宅までの帰路のうち、7カ所の地点で見た光景を描いた作品を展示。展示空間内に深夜の都市を転移させるダイアグラム・ドキュメントを目指している。会期中無休で、開場時間は12:00~18:00。
1991年生まれの八木佑介氏は京都在住の作家で、これまでにも数多くの個展を開催している。今回の作品を描くにあたり、実際にギャラリーから自宅までの約14kmを辿る取材が行われた。帰路の間に等間隔で5カ所の地点を決め、そこに出発点と終点を合わせた7カ所の光景を描画。その作品を、会場に順番通りに等間隔で配置している。細長いギャラリー空間の入り口から奥へと進む鑑賞者の歩みと、八木氏による移動が重なり、まるで会場に深夜の都市が構築されたかのような構成だ。
今回の取材で八木氏は、BAMI galleryを2:18に出発し、3:49に自宅へと到着。各地点では無人となったはずの深夜の街を均等に並んだ街頭が照らし、横断歩道の信号機が点灯していた。そのような深夜の都市の姿を描くことで、人類の姿についても考えられる作品となっている。
■期間:
2017年4月15日(土)~4月24日(月)

■開催場所:
BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21

■問い合わせ先:
COMBINE/BAMI gallery
tel. 075-754-8154
url. http://www.combine-art.com
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