富士ゼロックスがUVインクジェット機「Durst Tau 330」を発売してデジタルラベル印刷ビジネスに参入

「Durst Tau 330」

富士ゼロックスアジアパシフィックは、Durst Industrial Services Pte. Ltd.と提携し、デジタルラベル印刷ビジネスに参入することを発表した。UVデジタルインクジェット式ラベル印刷機「Durst Tau 330」シリーズの独占販売契約を、オーストラリア / ニュージーランド / 中国(台湾と香港を含む)で締結。さらに、シンガポール / タイ / インドネシア / フィリピン / ベトナム / マレーシア / ミャンマー / カンボジアでは非独占販売契約を締結し、商品ラインナップの拡充を図る。
富士ゼロックスアジアパシフィックは、富士ゼロックス株式会社のアジアパシフィック地域における営業 / マーケティング活動を統括している関連会社だ。デジタルラベル印刷市場は、特にアジア・パシフィック地域や中国で成長中。消費者の嗜好の多様化に合わせてラベルやパッケージ生産の小ロット化が進み、バリアブル印刷や短納期化に対応できるデジタル印刷のニーズは高まっている。同社は「Durst Tau 330」の提供により、「これまで時間を要していた従来方式による印刷作業を、高い利益を生む印刷ビジネスに転換させたい」という要望に応える方針だ。
「Durst Tau 330」は、溶剤インクより速乾性に優れたデジタルUVインクジェット技術を採用。紫外線照射でインクを瞬間硬化させる手法で、さまざまなマテリアルへの印刷が可能となる。また、デュアルプリントヘッド搭載のシングルパスUVインクジェット印刷技術で、毎分37mの高速フルカラー印刷と1260dpiの解像度を実現(High definitionモード時)。製品ラインナップは、「Tau330」のほか、エントリーモデルの「Tau 330E」やオプションの「Laser Finishing System 330」で構成されている。
富士ゼロックスアジアパシフィック
URL:http://www.fujixerox.co.jp/
2017/04/14
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