パナソニック、マスクをしていても顔を判別できる「ディープラーニング顔照合技術」開発

横向きやマスク着用でも顔照合が可能

パナソニック株式会社は10日、世界最高水準の顔照合性能を実現した、新しい「顔照合技術」を開発したと発表した。

 

本技術はシンガポール国立大学との共同研究開発で実現したもの。ディープラーニングと呼ばれる機械学習手法と、誤りを抑制する類似度計算手法を組み合わせたもので、人間の目でも顔の判別が困難な左右90度近い横向き、照明の明暗が強い屋外環境、サングラス・マスクなど一部顔が隠れているような状態でも顔照合を実施できる。

本技術を使えば、登録した画像が真正面の写真でも、照合時に真横からの写真を使っても本人かどうかを認識できる。また、サングラスやマスクを着用したり、経年劣化(老化)による風貌の変化などにも対応する。

 

従来の顔照合失敗例をクリアする本技術は、今後、指名手配犯や万引き常習犯などの要注意人物の注意喚起に役立ち、警備員などの監視業務負荷を軽減できるとしている。

 

発表資料

URL:http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/05/jn170510-5/jn170510-5.html

2017/05/11

 

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