北朝鮮のミサイルで話題になった「Jアラート」。10分以内のミサイル対応の為に運用を変更

「弾道ミサイル落下時の行動について(その2)」

政府は9日、内閣官房国民保護ポータルサイトに「弾道ミサイル落下時の行動について(その1)(その2)」を掲載し、国からの緊急情報通知システム「Jアラート」(全国瞬時警報システム)の運用変更について発表している。

 

これまでは、第1報でミサイルの発射を発表し、領土や領海に落下の可能性が判明した場合に第2報で避難を求める内容だった。しかし、弾道ミサイルは発射からわずか10分以内に到達する可能性もあり、今後は第1報から避難を勧告する内容となる。

 

「Jアラート」を使用すると、全国の市町村の防災行政無線等が自動的に起動して屋外スピーカーなどからサイレン・警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールとして配信されるので、頑丈な建物や地下に避難し、できるだけ窓から離れて身を守る必要がある。

推奨される避難行動

また、「Jアラート」での警報発令時には、JRや東京メトロなどの主要鉄道の多くが運行を一時停止することを決めている。4月には東京メトロが発射情報で約10分間の運行停止を行い混乱をもたらしている。

 

「Jアラート」発令時は公共交通機関などに乱れが生じることも想定して、常日頃から避難経路の確認などで備えておくことが必要となる。

 

発表資料

「弾道ミサイル落下時の行動について(その1)」

URL:http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/290421koudou1.pdf

 

「弾道ミサイル落下時の行動について(その2)」

URL:http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/290421koudou2.pdf

2017/05/11

 

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