現場のプロが教える最新セオリー「VRコンテンツ開発ガイド 2017」

株式会社エムディエヌコーポレーションは、現在のVR事情を深いところまで押さえ、VRコンテンツ開発の最先端技術を網羅したテクニカルバイブル「VRコンテンツ開発ガイド 2017」を5月16日に発売した。B5判/224P/2,600円(税抜)。
本書は、豪華執筆陣によるVRコンテンツ開発の最前線が学べる解説書である。2013年に最初の開発キットが登場して以降、ごく一部の研究室や企業のものでしかなかったバーチャル・リアリティ(VR)は、急速に身近なものへとなりつつあり、2016年には「VR元年」と盛んに報道されたことは、いまだ記憶に新しい。
 
現在もVRを取り巻く状況は急速に変化しているが、同書では現場で活躍する5人のプロたちが、余すことなく、それぞれの専門分野を濃く深く掘り下げている。

<各章の詳細>

Chapter 1 近代VRの基礎知識――西川善司
ゲームソフト開発の経験を持つ著者が、ジャーナリストとしての視点で、VRの歴史的背景や現在の傾向をわかりやすく解説。最適なVR体験を実現する上では無視できないハードウェア性能や、その原理について説明し、本書の導入部として、読者をVRの世界へと導いてくれる。

Chapter 2 VRソフト開発環境の概況とヘッドセット別開発手法――古林克臣
VRアトラクション・コンテンツ開発のプロである著者が、現場での経験をもとに、ゲームエンジンなどの開発環境や、各種ハードウェアへの対応、3Dサウンド機能の実装など、VRを取り巻く様々な技術を深く掘り下げる。

Chapter 3 実例にもとづく最新ハードウェア向けソフトウエア開発――野生の男
手がけたゲームが次々と有名な賞を受賞する、天才ゲームクリエイターが、その経験をもとにゲーム開発におけるコンセプト設定や、実装の進め方を紹介。ハードウェアスペックや、ソフトウェアライブラリの現状を考慮し、最高のパフォーマンスを発揮するソフトを設計するには何を選択すべきかを語る。

Chapter 4 VR用パノラマ動画のUnity実装――izm
3D世界でのVR体験には、実写かCGかはともかく全天周パノラマ映像の品質向上がかかせない。この章ではパノラマ映像の形式と、その実装方法を解説。PC、Android、iOSなど、プレイマシンによる手法の違いと、その手順を詳しく解説している。

Chapter 5 WebVRコンテンツの開発手法――比留間和也
最後の章では、Webエンジニアの経験を持つ著者が、WebVRコンテンツについて語る。フレームワークを活用してVRコンテンツを作る方法を、ブラウザ対応やデバック手順なども併せて丁寧に解説。WebVR APIにも言及し、今後のVRの発展と拡散を予測する。
出版社:株式会社エムディエヌコーポレーション
価格:2,600円(税抜)
西川善司 古林克臣 野生の男 izm 比留間和也 共著
URL:http://www.mdn.co.jp/di/book/3217303001/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844366661/mdndi-22/
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