確かなスキルを身に着けられる「アニマル・モデリング 動物造形解剖学」

株式会社玄光社は、ハリウッド造形界のトップ、片桐裕司氏による立体造形の指南書「アニマル・モデリング 動物造形解剖学」を5月26日に発売した。B5ワイド判/176P/フルカラー/2,700円(税抜)。
本書は、「パシフィック・リム」「バトルシップ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」など、ハリウッド超大作の造形を任されているトップデザイナー片桐裕司氏が、動物造形のノウハウについてまとめたガイドブックだ。

分厚い皮膚ごしに確かな骨格を感じる巨象や、しなやかに変形する筋肉を持つライオンなど、迫力ある動物たちを徹底的に分解・解説。ゴリラ、チンパンジー、馬、犬、ドラゴンなども実例として紹介し、大型動物から霊長類、空想動物まで、それぞれの骨格・筋肉・質感の違いを生かしながら、リアルな動物をモデリングするためのコツを詳しく解説している。

基本造形以外にも、光と影による筋肉の隆起のとらえ方や、重心から動物の巨大さを感じさせる手法、毛並みや鱗の立体感の出し方、迫力ある動きに見せるポーズの工夫など、現場で活躍したプロの視点から、動物造形の要点を直接的かつ分かりやすいビジュアルで説明している。デジタル、アナログすべての造形において、確かなスキルを身に着けることができるものとなっている。

毛並みの彫刻――筋肉の形を消さずに、柔らかい毛並みを表現する

巨体を支える像の骨格

ドラゴンの体の線に沿って、質感のある鱗を彫る

出版社:株式会社玄光社
価格:2,700円(税抜)
片桐裕司 著
URL:https://www.genkosha.co.jp/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476830852X/mdndi-22/
2017/05/29
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