日本初の刑務所ホテルが誕生!奈良少年刑務所の外観デザインはそのままに「文化財ホテル」へ

表門

法務省は26日、奈良少年刑務所(旧奈良監獄)の保存及び活用に係る公共施設等運営事業について、民間事業者を選定したと発表した。選ばれたのは、ホテル事業を全国で展開する「ソラーレホテルズアンドリゾーツ」を代表とするコンソーシアム(共同事業体)。

 

奈良少年刑務所は、1908年(明治41年)に奈良監獄として竣工した歴史的建造物。監獄の国際標準化のために建てられた「五大監獄」で唯一、当時の姿をほぼとどめており、重要文化財にも指定されている。

庁舎

建物は約150室の「文化財ホテル」として蘇る予定。レンガ造りでドーム状の屋根をいただく門柱が特徴のロマネスク調様式の表門や放射状に広がる旧監獄棟などは外観を出来る限り保持しつつ、耐震対策などを施す。

 

宿泊客は、かつての「房室」を改装した部屋に泊まることとなり、「監獄ホテル」として楽しむこともできる。

 

まずは旧奈良監獄についてや日本の行刑・矯正の歴史を展示する資料館を2019年10月にオープンし、その後、2020年度のホテル開業を目指すという。

発表資料

URL:http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei07_nara.html

2017/05/29

 

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