鬼才ザハ・ハディドの歴史を紐解く!アンビルトの女王の未実現建築をVRで体験

VRイメージ

Googleは、ザハ・ハディド氏をGoogleロゴに起用したのに続き、彼女のデザインのルーツを辿れる特設ページを「Google Arts & Culture」内に開設している。

 

「Zaha Hadid at Serpentine Galleries」と銘打たれた特設ページは、2016年12月8日から2017年2月12日まで、彼女自身がデザインした美術館のSerpentine Sackler Galleryで開催された展覧会を元にしたもの。

 

まず、彼女の経歴や作品の紹介から始まる「A Life in Architecture」では、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)で開催された、彼女の建築プロセスを明かす展覧会や、建物を形作るための絵画やドローイングなどを紹介。また、特設ページ用に、彼女の絵画などをバーチャルリアリティで体験できることが紹介されている。

故ザハ・ハディド氏

彼女の手描きの付箋など貴重な資料も

次の「Early Painting and Drawings」では、彼女がまだ設計会社で働いていた1970年代から独立後の1990年代始めまでの彼女の絵画やドローイングについて紹介している。

そして、360度動画として作られたコンテンツでは、独創的すぎる建築デザインから、コンペで優勝しても建築が実現しないことが多く、アンビルトの女王と称された彼女の未実現の建築が見られる。彼女の頭のなかでどのようなデザインが生み出されているのかをバーチャルリアリティで実際に体験できるので、建築ファンには必見の内容となっている。

「Zaha Hadid at Serpentine Galleries」

URL:https://www.google.com/culturalinstitute/beta/project/zaha-hadid-at-the-serpentine

2017/06/08

© Zaha Hadid Foundation 2016

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