西武の“光学迷彩特急”の基本デザイン発表。座薬っぽさは薄れて三次元曲面ガラス採用

新型特急車両

西武鉄道株式会社は13日、建築家・妹島和世氏が監修し、「いままでに見たことのない新しい車両」というコンセプトで開発している新型特急車両について、基本デザインを発表している。

 

2016年3月のイメージイラスト公開時には、風景をボディに映しつつ周囲に溶け込む姿が、「光学迷彩みたいでかっこいい」と話題を呼んだ特急列車。また、つるりとしたフォルムや先頭が尖った姿は「まるで座薬だ…」という感想も聞かれた。

コンセプトデザイン

新たに発表された基本デザインは、先頭車の前面ガラスに国内初となる三次元曲面ガラスを採用。コンセプトデザインと比べて尖りは丸みへと変更され、座薬っぽさは失われている。しかし、アルミ素材に塗装をしたエクステリアは風景に溶け込むカラーデザインで、光学迷彩風はそのまま残されている。

窓はくつろぎを演出する等間隔配置

客室は西武のイメージカラーの一つでもある黄色を基調としたイスが並び、シートやカーテンなどは統一感を持たせている。

また、やわらかい間接照明やエントランス・トイレの黄色など、あたたかみのあるデザインを心がけている。

インテリアデザイン

本特急列車は56両(8両×7編成)が2018年度末から運行開始予定となっている。

発表資料

URL:https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/20170613_shingatatokkyuu_2.pdf

2017/06/14

 

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