ウェザーニューズ、局地的なゲリラ雷雨や突風予測に有効な新型レーダーを量産へ

EAGLEレーダー

株式会社ウェザーニューズは22日、首都圏の気象現象の監視体制強化などのため、カナダNanowave Technologies Inc.と気象観測用の新型マルチビームレーダー「EAGLEレーダー」の量産に関する覚書を締結したと発表した。来春から計200台の生産を計画している。

 

本レーダーは、ウェザーニューズがオクラホマ大学と共同で開発した新型マルチビームレーダー。周囲360度を高速スキャンし、反射角度から雨雲の3次元分布をほぼリアルタイムに観測できる。半径50km以内の積乱雲の発達状況を30秒というほぼリアルタイムで捉え、突発的で局地的なゲリラ雷雨や突風、ひょうやあられの予測・観測に有効となっている。

 

今後は日本やアジアを中心にレーダーを順次設置し、特に首都圏に関しては、2020年の東京オリンピックを見据え、重点的に気象現象の監視体制を強化するとしている。

 

発表資料

URL:https://jp.weathernews.com/news/16953/

2017/06/23

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