コム デ ギャルソンやシュウ ウエムラとのコラボでも知られる大山エンリコイサム氏の個展「Windowsill」

Enrico Isamu Oyama
「FFIGURATI #20」2012

(c) Enrico Isamu Oyama
Photo(c) Yojiro Imasaka
Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art

2017年6月29日(木)から7月4日(火)まで、株式会社ルミネが手掛ける商業施設「NEWoMan」の5Fにある文化交流施設「LUMINE 0」にて、大山エンリコイサム氏の個展「Windowsill」が開催される。同氏はコム デ ギャルソンやシュウ ウエムラとのコラボレーションなど幅広い活動で注目されているNY在住の日本人アーティスト。本展のために来日し、新作を発表する。入場無料で、時間は11:00〜19:00。
本展は「JAPAN CREATIVE TERMINAL」がコンセプトのLUMINE 0で開催される「アートを通じた世界と日本の文化交流」をテーマとしたエキシビションだ。大山エンリコイサム氏は、1983年にイタリア人の父と日本人の母のもと東京で誕生。グラフィティ文化の視覚言語を翻案したモチーフ「クイック・ターン・ストラクチャー(Quick Turn Structure)」をベースに壁画やペインティングを発表し、「アゲインスト・リテラシー ─グラフィティ文化論」(LIXIL出版)も著すなど広く活動している。
本展のタイトルの「Windowsill」は、観葉植物などが置かれる窓際のスペース(窓台)を指す言葉。ルネッサンス期の建築家アルベルティの提唱以来、絵画は長らく窓のメタファーで語られてきたが、大山氏はそこに窓台のイメージを組み込むことで、より複雑な“空間”を探求。本展への出品作品は木枠にストレッチせず、キャンバスを壁にピン留めして制作されており、作品によっては底部が床にはみ出されていた。そのため、足跡が痕跡として画面に映ったり、塗料のドリップが底に溜まって黒い面が生じているが、そのような黒い面自体こそが“窓台”のメタファーとなっている。
■期間:
2017年6月29日(木)~7月4日(火)

■開催場所:
LUMINE 0
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan 5F

■問い合わせ先:
株式会社ルミネ
url. http://www.lumine.ne.jp/luminezero/

▷こちらもおすすめ

携帯電話のデザインを大きく変えた“au Design project”の15周年記念展「KDDI ケータイの形態学」

 

集団VR体験施設「コニカミノルタ VirtuaLink」が東京ソラマチにオープン

 

世界の美術を歌とアニメで紹介する番組「びじゅチューン!」のグッズフェアが銀座ロフトで開催

 
MdN DIのトップぺージ