さまざまな種類の“だまし絵”で脳の不条理を体験できる企画展「進化する不可能立体錯視」

第4世代不可能立体「2階建て十字路」

2017年7月4日(火)から8月19日(土)まで、明治大学博物館 特別展示室にて、企画展「進化する不可能立体錯視〜真実がわかっても逃れられない不条理の世界」が開催されている。明治大学先端数理科学インスティテュート「錯視の心理的・数理的アプローチの融合研究プロジェクト」と、私立大学研究ブランディング事業「数理科学する明治大学」錯視学研究グループが主催する展覧会で、入場無料。開館時間は10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)で、会期中の8月10日(木)〜8月16日(水)は休館となる。
「不可能立体の絵」と呼ばれるだまし絵の中には、その名に反して立体化できるものがあり、さまざまな種類の不可能立体が見つかってきた。本展では、あり得ない動きが見えてくる「不可能モーション立体」、鏡に映すと姿が変わる「変身立体」、回転させると形が徐々に変わるように見える「軟体立体」などを、発見順に第1世代から第6世代までに分類して展示。立体の形を理性で理解した後でも、特別な視点から眺めると再び錯覚が起こってしまう脳の不条理を体験できる。なお、これらは目で見る仕組みを数学で調べる研究の中で生まれたもの。数学が新しいものを作る力を持っていることも感じさせる企画展となっている。

第3世代不可能立体「蜂の巣の変身」

■期間:
2017年7月4日(火)~8月19日(土)

■開催場所:
明治大学博物館 特別展示室
東京都千代田区神田駿河台1-1 駿河台キャンパス アカデミーコモン地階

■問い合わせ先:
明治大学先端数理科学インスティテュート
tel. 03-5343-8067
url. https://www.meiji.ac.jp/museum/
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