作品をモチーフとしたスイーツも提供されるDIC川村記念美術館の現代美術展がスタート

作品をモチーフにしたスイーツ

2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで、DIC株式会社の主催により、「DIC川村記念美術館×林道郎 静かに狂う眼差し―現代美術覚書」が開催される。展示会場であるDIC川村記念美術館のコレクションの中心を成す現代美術に焦点を当て、美術史や美術批評の分野で活躍する林道郎氏の手引きによって、初公開作品を含む約90点を紹介。絵画が持つ「人間の感覚や想像力や思考のモデルとしての可能性」について探られている。月曜休館(祝日の7月17日は開館 / 7月18日が振替休館)、開館時間は9:30〜17:00(入館は閉館30分前まで)で、入館料は一般1000円 / 学生・65歳以上800円 / 小中高600円。
DIC株式会社が運営するDIC川村記念美術館では、17世紀のレンブラントから、モネ、ルノワールなどの印象派、ピカソ、シャガールなどの西洋近代美術、ロスコなどの20世紀アメリカ美術を展示している。コレクションに調和した建築や、四季折々の変化を楽しめる庭園も魅力の1つだ。本展は「1章 密室と絵画:静かに狂う眼差し」「2章 反射と透過:表面という問題」「3章 鉛とパン:戦後美術における灰色への沈着と日常性への下降」「4章 筆触のざわめき:手の(無)人称 」と、4つのキーワードを基軸にした構成。ミュージアムショップでは、特殊加工を施したポストカードや和紙の便箋と封筒など、展覧会に合わせた新たなオリジナルグッズの展開も行われる。
さらに、本展の会期中には、付属のレストランと茶席でDIC川村記念美術館の作品をモチーフとしたメニューも期間限定で提供。庭園にあるレストラン「ベルヴェデーレ」での提供期間は8月31日(木)までで、同館の作品や池に遊ぶ白鳥をモチーフにしたデザート4種が用意されている。館内の茶席では、京都で工房を構える「和菓子店 青洋」が作品をイメージして創作したオリジナル和菓子5種を、日にち限定で提供。7月中は8日(土)/ 9日(日)/ 29日(土)/ 30日(日)、8月は5日(土)/ 6日(日)/ 12日(土)/ 13日(日)/ 26日(土)/ 27日(日)が提供日とされている。

ジョン・マクロフリン《X-1958》1958年 DR

ジョン・マクロフリンのキウイの羊羹(茶席)

トム・ウェッセルマンのヨーグルトアイスサンデー(レストラン)

■期間:
2017年7月8日(土)~8月27日(日)

■開催場所:
DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市坂戸631

■問い合わせ先:
DIC川村記念美術館
tel. 050-5541-8600(ハローダイヤル)
url. http://kawamura-museum.dic.co.jp/
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