ヤマハ、分岐管と蛇行形状でサクソフォンのような音を奏でる新しい管楽器「Venova」を発表

Venova

ヤマハ株式会社は、円筒管を分岐させた「分岐管構造」と蛇行形状でデザインされた新しい管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」(YVS-100)を8月30日に発売開始すると発表した。価格はオープンプライスで予想実売価格は1万800円(税込)。

 

本楽器は、管楽器の本格的な演奏感や表現力をより気軽に身近に楽しめるよう、リコーダーのようなやさしい指づかいで演奏でき、メンテナンスも簡単なカジュアル楽器として開発された。

Venova

円筒管を分岐させる構造によりサクソフォンなどの円錐形管楽器の音響特性を円筒管で実現し、本体サイズ長さ460×幅90×高さ55mmとコンパクトサイズながら、リードを震わせて発音することにより、サクソフォンのような表情豊かな演奏が可能になっている。(音域は2オクターブ、調子はC)

 

また、本体内部で主管を蛇行させて音孔の間の距離を狭め、キイなどの部品の数を最小限に抑え、小型化や軽量化(本体重量180g)、高い耐久性を実現。本体は丈夫で軽いABS樹脂製で、水洗いが可能というメンテナンス性の高さも備える。

構造

リコーダーのようにシンプルな指使いで演奏でき、トーンホールアダプターの着脱でリコーダーの指使い「ジャーマン式」「バロック式」の両方に対応し、初心者にも優しいという側面も持つ。

価格も予想実売価格で1万円台と楽器としては安価で手に入るので、初心者が管楽器を始める際に選択肢の一つになることが期待される。

 

Venova

URL:https://www.yamaha.com/ja/news_release/2017/17071001/

2017/07/12

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