名画を忠実に再現した復元画の展覧会「オルセー美術館 至宝のリマスターアート展」

ジャン・フランソワ・ミレー「落ち穂拾い」

2017年8月2日(水)から8月21日(月)まで、大丸京都店 6Fの大丸ミュージアム<京都>にて、「オルセー美術館 至宝のリマスターアート展」が開催される。フランス国立オルセー美術館公式認定の美術展で、「リマスターアート」とは名画の復元画のこと。ただし、単なる複製画にとどまらず、3D画像解析技術や高精細画像を駆使して、絵の具の盛り上がりや絵筆のタッチまでも忠実に再現されている。
本展ではオルセー美術館の傑作60点の「リマスターアート」が展示される。それらの「リマスターアート」は、最先端のデジタル画像処理技術で色相 / 彩度 / 明度に加えて3Dの質感再現を含めた統合的な画像処理を行い、オルセー美術館の中で約3年の歳月をかけて原画と比較しながら制作された。非常に原作に近い仕上がりで、オルセー美術館が公認したもの。名画は貴重であるため、限られた場所でしか公開できないが、「リマスターアート」によって芸術をより身近に楽しめる。
通常の作品では照明や鑑賞距離にも大きな制限が伴うが、「リマスターアート」による本展では、ルーペやペンライトを当てて画家の筆さばきや絵の具の状態など細部まで見ることが可能。名画の前での記念写真の撮影もOKだ。ルーペ&ライトは、入場料とは別に200円で貸し出される。開場時間は10:00〜20:00(最終日は17:00閉場 / 入場は閉場30分前まで)で、当日券での入場料は一般・大学生1000円 / 中学・高校生800円 / 小学生以下無料。
(c) Musée d'Orsay/ Ars Techne Corp.

フィンセント・ファン・ゴッホ「ローヌ川の星降る夜」

フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」

「リマスターアート」制作での記録の様子

■期間:
2017年8月2日(水)~8月21日(月)

■開催場所:
大丸ミュージアム<京都>
京都市下京区四条通高倉西入立売西町79

■問い合わせ先:
「オルセー美術館 至宝のリマスターアート展」実行委員会 / 京都新聞
tel. 075-211-8111(大丸京都店 代表)
url. http://www.daimaru.co.jp/museum/
MdN DIのトップぺージ