若手映像クリエーターの想像力が光る「プロジェクションマッピング 夏フェス2017」

PMアワード受賞者の手掛けた作品

東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、8月7日、東京ビッグサイト 会議棟前広場において、若手映像クリエーター達が映像制作を手掛けた「プロジェクションマッピング 夏フェス2017」を開催した。
「東京国際プロジェクションマッピングアワード」(以下PMアワード)は、将来コンテンツ産業の中核を担う人材の育成と、空間映像技術の技術発展・普及を目標として設立された若手映像クリエーターの登竜門とも言えるコンテストだ。毎年12月に開催されており、本アワードを勝ち抜いた若手クリエーターの受賞作品は、東京ビッグサイトで上映されている。

今回は、そのスピンオフイベントとして「プロジェクションマッピング 夏フェス 2017」を開催。本イベントでは、過去2回のPMアワード受賞者の中から特にハイクオリティな作品を作り上げた、首都大学東京、多摩美術大学、デジタルハリウッド大学の3チームが抜擢され、映像制作の専門家であるP.I.C.S.とともにプログラム制作を手掛けた。作品のテーマは「夏」。光に満ちた夏の東京の様子や、夏休みの子供の体内の世界、トンボの視点で日本の風景を飛び回る演出など、学生らしい自由な発想が観客を楽しませた。

PMアワード受賞者の手掛けた作品

PMアワード受賞者の手掛けた作品

プロの現場を体験するインターンシップともいえる今回のイベントにおいて、各チームが最大限の力を発揮できるように、これまで東京駅、東京スカイツリータウン®をはじめ日本全国のランドマークにてプロジェクションマッピングの映像制作を手掛けてきたプロデューサー・諏澤大助氏(P.I.C.S.)が監修としてサポート。

フェス当日は、2016年受賞作品のダイジェスト版や、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど、国内外から高い評価を受ける映像作家、橋本大佑氏(P.I.C.S.management)の手による作品も上映され、また、フィナーレでは、海上から大迫力の花火が打ち上げられるなど大きな盛り上がりを見せた。

今年も12月16日(土)に、PMアワードの審査を勝ち抜いたチームによる上映会・最終審査が行われる予定である。

橋本大佑氏の作品

「東京国際プロジェクションマッピングアワード」
URL:https://pmaward.jp/
2017/08/09
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