ピューリッツァー賞の受賞で知られる報道写真家の沢田教一氏の回顧展「その視線の先に」

行軍する米兵にカメラを向ける沢田(撮影年月不明)

2017年8月16日(水)から8月28日(月)まで、日本橋高島屋 8F ホールにて「写真家 沢田教一展 ―その視線の先に」が開催される。ベトナム戦争の報道写真で活躍し、母子が戦火を逃れて川を渡る様子をとらえた「安全への逃避」でピューリッツァー賞を受賞した沢田教一氏(1936〜1970年)の回顧展。計180点ほどの写真や遺品が公開される。入場料は一般800円 / 高校・大学生600円 / 中学生以下無料で、開場時間は10:30〜19:30(最終日は18:00閉場 / 入場は閉場30分前まで)。
青森県に生まれた沢田教一氏は、1965年からベトナム戦争を取材し、主に米軍の作戦に同行して最前線での激しい戦いや兵士の表情などを数多く写真に収めた。1970年にカンボジアでの取材中に34歳の若さで銃殺されるまで、わずか5年間の本格的なキャリアの中で、ピューリッツァー賞のほかにも、世界報道写真コンテスト2年連続大賞、USカメラ賞、ロバート・キャパ賞(没後受賞)といった輝かしい実績を残している。本展では、妻の沢田サタ氏の全面協力により、戦場カメラマンとしての業績とともに、故郷の青森を撮影した作品や東南アジアの人々を切り取った姿など、約150点の写真作品を紹介。あわせて、カメラやヘルメットなどの約30点の遺品や愛用品も展示される。
■期間:
2017年8月16日(水)~8月28日(月)

■開催場所:
日本橋高島屋 8F ホール
東京都中央区日本橋2-4-1

■問い合わせ先:
日本橋高島屋
tel. 03-3211-4111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/tokyo/
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