企画の立ち上げから6年!全国3都市を巡回する「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が開幕

2017年8月26日(土)から10月15日(日)まで、北海道立近代美術館にて「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が開催される。オランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトとして開催される展覧会。国内外から厳選されたフィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890年)の作品や、彼が日本に魅了されるきっかけとなった浮世絵を含む日本美術作品などが紹介される。
本展の開催にあたっては、企画の立ち上げから6年に渡る準備期間を経て、オランダと日本の監修者および学芸員が共同で作品を選定した。本展は、第1部の「ファン・ゴッホのジャポニスム」と、第2部の「日本人のファン・ゴッホ巡礼」に分けて構成。ファン・ゴッホは浮世絵など日本美術から大きな影響を受けたが、本展では一方向だけでなく、日本を夢想したファン・ゴッホとファン・ゴッホに憧憬した日本人という両方向から関係性を検証し、“交差する夢の軌跡”を辿る。
第1部には、「タラスコンの乗合馬車」や「雪景色」など、日本初公開作品を含むファン・ゴッホの約40点の作品を展示。彼が影響を受けた浮世絵などの約50点の日本美術作品も同時に展示され、ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受けたかを多角的に探る。ファン・ゴッホの作品では、パリ滞在中の最後期に描かれた「画家としての自画像」が、本展で12年振り2度目の来日を果たすことにも注目だ。第2部では、約240人の近代日本の知識人がファン・ゴッホ終焉の地であるオーヴェールを訪れた記録を残した「芳名録」を日本初公開。その巡礼の実相を約90点の豊富な資料から辿る。
月曜休館(9月18日と10月9日開館し翌日の火曜が振替休館)、開館時間は9:30〜17:00(金曜は19:30閉館 / 入館は閉館30分前まで)で、当日券での観覧料は一般1500円 / 高校・大学生800円 / 中学生600円 / 小学生以下無料(要保護者同伴)。札幌展の会期後は、10月24日(火)から東京都美術館での東京展、2018年1月20日(土)から京都国立近代美術館での京都展の開催が予定されており、日本展の会期終了後にはファン・ゴッホ美術館にて同じ展覧会が開催される。
■期間:
2017年8月26日(土)~10月15日(日)

■開催場所:
北海道立近代美術館
北海道札幌市中央区北1条西17丁目

■問い合わせ先:
北海道立近代美術館
tel. 011-644-6882
url. http://gogh-japan.jp/
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