最も身近な工芸である「かみ」をテーマにしたコズミックワンダーと工藝ぱんくす舎の展覧会

こよみ唄巻物
楮和紙(蛇胴紙、紙漉き:西田誠吉)
湧水で擦った炭

2017年8月29日(火)から10月22日(日)まで、資生堂ギャラリーにて「かみ コズミックワンダー と工藝ぱんくす舎」展が開催される。人間の生活の中で最も身近な工芸とも言える「かみ」をテーマにした展覧会。特に、天然の素材を使って手作業で作られる手漉き和紙の可能性が探られる。入場無料、休館日は月曜で、時間は平日11:00〜19:00 / 日祝11:00〜18:00。
本展は、ファッションブランドの「コズミックワンダー」や、「コズミックワンダー」も主宰する現代美術家の前田征紀氏と工藝デザイナーの石井すみ子氏によるユニット「工藝ぱんくす舎」の展覧会だ。島根県立石見美術館で昨年に開催された「お水え いわみのかみとみず」展を再構成し、新作も加えたかたちで開催される。
紙の魅力を引き出すものとして工藝ぱんくす舎が「水」に注目しながら創案したセレモニー(パフォーマンス)の「お水え」のしつらえや道具、そこからイメージを膨らませて作った工芸作品などを紹介。コズミックワンダーが制作した席主と半東の衣装である紙衣、石井直人氏による土器、川合優氏による木道具、西田誠吉氏や佐々木誠氏の紙漉きによる和紙などが含まれており、新作は唐津の紙漉師の前田崇治氏の協力によって作成されている。

パフォーマンス「お水え」
撮影:長島有里枝

うみかみ紙衣 上衣 下衣
小浜海岸の海藻を漉き込んだ楮和紙
コズミックワンダー

■期間:
2017年8月29日(火)~10月22日(日)

■開催場所:
資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル B1F

■問い合わせ先:
資生堂ギャラリー(株式会社資生堂)
tel. 03-3572-3901
url. http://www.shiseidogroup.jp/gallery/
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