ドウシシャ、被災地での声をもとに開発した停電検知機能付きのLEDシーリングライトを発売

「停電用ライト」の点灯条件

株式会社ドウシシャは、2017年10月上旬に「LEDシーリングライト 停電検知機能付き(TKCS-S06D)」を発売する。被災地での声をもとに開発された製品。特に「地震後に突然真っ暗になって怖かった」「暗闇の中で動きづらく、懐中電灯がどこにあるのかも分からなかった」「携帯アプリの光は電池が急激に減るので、連絡のために残しておきたい」といった体験を踏まえている。停電やブレーカーが落ちて照明器具に電力が供給されていない状態でも、真っ暗にならないよう明かりを確保することを重視して設計された。価格はオープン。
本製品は、明るさが3400lmの6畳用までのLEDシーリングライトだ。どのような状況でも点灯できるように、壁スイッチがOFFの状態でもリモコンから「停電用ライト」の点灯指示を出せるボタンが用意されている。直前まで照明を使用していた場合には、停電やブレーカーが落ちた際に停電用ライトが自動点灯。直前まで照明を使用していなかった場合には自動点灯はしないが、壁スイッチの操作のほか、リモコンからも即座に停電用ライトを点灯できる仕組みだ。真っ暗な状況でもリモコンを探しやすいように、非常点灯ボタンはラバーに蓄光塗料が含まれている。
停電用ライトは230lmほどで、小形電球25W相当の明るさ。約2時間の点灯に対応する。照度を上げすぎると電池の消費が激しくて点灯時間が短くなることや、電池を多く用いると照明器具自体が重くなって地震などの影響で落下する恐れがあることから、この仕様が採用された。サイズは直径550mmで厚み110mm、重量は1.7kgで、消費電力は34W。

検討を重ね、必要最低限の明るさで設計された「停電用ライト」

蓄光塗料を用いたリモコンの非常点灯ボタンは、しばらく発光して暗闇でも探しやすい

株式会社ドウシシャ
問い合わせ:0120-104-481
価格:オープン
URL:http://www.doshisha.co.jp/
2017/09/01
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