エプソンが64インチ対応の昇華転写プリンタのハイエンドモデル「SC-F9350」を発売
セイコーエプソン株式会社 / エプソン販売株式会社は、最大1625.6mm（64インチ）の用紙幅に対応した昇華転写プリンタの新商品「SC-F9350」を、2017年9月28日（木）に発売する。「PrecisionCoreTFPプリントヘッド」を2基搭載し、高画質と高生産性を実現しているハイエンドモデル。洗濯堅牢性や耐汗性に優れ、エコパスポート認証を取得している「UltraChrome DSインク」により、スポーツウェアなどのアパレルや、のぼり旗と垂れ幕のようなソフトサイン用途に適したモデルとなっている。標準価格は260万円（税抜）。
本製品は360ノズル×CMYK4色のヘッドを2基搭載しており、高速モードでは毎時44.1平方メートル（720×720dpi / 3パス）のプリント速度が実現されている。プリント幅は最大1615.6mm。独自技術の「Epson Precision Dot」と純正ソフトRIP「Epson Edge Print」を合わせることで、基本性能と使い勝手がさらに向上した。「Epson Precision Dot」は、エプソンが長年のインクジェットプリンタの開発で培ってきたハーフトーンモジュール、LUT（Look Up Table）、マイクロウィーブという3つの技術に支えられたもの。4色インクながら、粒状感やバンディング（横じま）が少ない高画質プリントが実現されている。
純正ソフトRIPの「Epson Edge Print」は、3つに分割されたウィンドウを左から順番に操作するシンプルな画面レイアウト。基本的な機能に加え、転写工程までを考慮した機能を組み込み、大量生産用途に最適化されている。本体サイズは2620（幅）×1332（高さ）×934（奥行）mm、インクを除く重量は290kgで、インターフェイスはHi-Speed USBおよび100/1000BASE-T。純正ソフトRIPは、Windows 10 / 8.1 / 8 / 7に対応している。