日本美術の名作と現代の事象をリミックスする田中武氏の作品展「NAN-PUK」

「斉唱〜神7の唄」(280×390cm)
高知麻紙、アクリル絵具、水干絵具、墨

2017年10月4日(水)から10月16日(月)まで、新宿高島屋 10Fの美術画廊にて、田中武氏の個展「NAN-PUK」が開催される。9月に日本橋高島屋で開催されていた展覧会が新宿に登場。田中氏の作風は、日本美術の名作を紐解いて現代の事象と組み合わせた独自の視点が特徴で、その作品では現代の世相が風刺されている。時間は新宿高島屋の営業時間に準じ、最終日のみ16:00閉場。
1982年生まれの田中武氏は、福岡県出身 / 在住のアーティストだ。2010年に九州産業大学大学院博士後期課程芸術研究科造形表現専攻(日本画)を修了。日本橋高島屋美術画廊Xでは、これまでにも2012年に「田中武-隠 / 暗-展」、2015年に「田中武展 浄 / 穢 〜Pure land, This impure world〜」といった個展が開催されてきた。
本展では、江戸時代の絵師である円山応挙(1733〜1795年)の「七難七福図」からインスピレーションを得て、現代人が抱える数々の“難”と“福”を表現した作品を展開。小磯良平(1903〜1988年)の「斉唱」をはじめ、さまざまな名作を下敷きにして描いた大作「斉唱〜神7の唄」をメインに、「十六恥漢図」の新作など約30点が紹介される。
■期間:
2017年10月4日(水)~10月16日(月)

■開催場所:
新宿高島屋 10F 美術画廊
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2

■問い合わせ先:
新宿高島屋
tel. 03-5361-1111(代表)
url. http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
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