カンディンスキーやクレーと友情を育んだスイスの画家の回顧展「オットー・ネーベル展」

オットー・ネーベル《ナポリ》
『イタリアのカラー・アトラス(色彩地図帳)』より
1931年、水彩・紙、オットー・ネーベル財団

2017年10月7日(土)から12月17日(日)まで、Bunkamura ザ・ミュージアムにて「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」が開催されている。“知られざるスイスの画家”のオットー・ネーベル(1892〜1973年)を紹介する日本初の回顧展。画家や版画家のほか著述家としてもマルチに活躍したオットー・ネーベルの油彩 / 版画 / コラージュといったバリエーション豊かな作品が一堂に集まっている。
ドイツのベルリンに生まれ、後にスイスで活動したオットー・ネーベルは、1920年代にワイマールに滞在。バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育んだ。本展では、建築 / 演劇 / 音楽 / 抽象 / 近東といった彼が手掛けた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなどの同時代の画家たちの作品もあわせて紹介。オットー・ネーベルが、さまざまな画風を実験的に取り入れながら、独自の様式を確立していく過程に迫る。
会期中の休館日は10月17日(火)と11月14日(火)、開館時間は10:00〜18:00(金曜と土曜は21:00閉館 / 入館は閉館30分前まで)で、当日券での入館料は一般1500円 / 高校・大学生1000円 / 小・中学生700円。

オットー・ネーベル《明るい黄色の出来事》
1937年、油彩・キャンヴァス、オットー・ネーベル財団

オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》
1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団

■期間:
2017年10月7日(土)~12月17日(日)

■開催場所:
Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1

■問い合わせ先:
Bunkamura ザ・ミュージアム
tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
url. http://www.bunkamura.co.jp/museum/
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