プラスチックのゴミからできた“宝石”を展示する本多沙映氏の作品展がスタート

「EVERYBODY NEEDS A ROCK」

2017年10月13日(金)から11月5日(日)まで、イデーショップ 六本木店にて、本多沙映氏の作品展「EVERYBODY NEEDS A ROCK」を開催する。同氏は武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科で木工を専攻後、2013年にオランダに渡ってGerrit Rietveld Academieでコンテンポラリージュエリーを学んだアーティスト。初日の18:30〜20:30にはオープニングレセプションも催される。店舗の営業時間は11:00〜21:00。
本多沙映氏は、2016年にGerrit Rietveld Academieを卒業後もアムステルダムを拠点として活動している。今回の作品展で紹介されるのは、彼女が手掛けた“プラスチック製の宝石”の標本だ。
この作品の発端となったのは、ハワイのカミロビーチで「プラスティグレメレート」という新種の石が発見されたこと。「プラスティグレメレート」とは、プラスチックゴミと火山岩 / 海砂 / 貝殻 / サンゴなどが互いに固結した石だ。本多氏はこれを報じた記事に着想を得て、道端に落ちているプラスチックゴミと天然物を溶かして固め、プラスチック製の宝石の制作を開始。本展では、まるで現代の化石とも言えるその“宝石”の標本が展示されており、1つ1つの構成物や採取時の情景まで記された“鑑別書”が添えられている。

素材はプラスチックゴミや周りに転がる小枝や貝殻などの自然物

拾い集めた素材を溶かして固め、カットして丁寧に磨き上げる

■期間:
2017年10月13日(金)~11月5日(日)

■開催場所:
イデーショップ 六本木店
東京都港区赤坂9-7-4 D-0316  東京ミッドタウン Galleria 3F

■問い合わせ先:
イデーショップ 六本木店
tel. 03-5413-3455
url. http://www.idee.co.jp/
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