Amazonが留守中の家のドアの鍵を開けて配達や掃除をしてくれるサービス「Key」をスタート

配達員がロックを解除

Amazonは、アメリカで新たなサービス「Amazon Key」の提供を開始した。これは、セキュリティカメラ「Cloud Cam(Key Edition)」と通信機能を搭載した鍵「Smart Lock(Amazon Key Edition)」との組み合わせによって提供される、便利サービスだ。
ユーザーは、あらかじめ「Cloud Cam」「Smart Lock」を購入してセッティングしておく、そして商品やサービス購入の際に「Amazon Key」の利用を選択すると、ユーザーが留守中で、家のドアに鍵がかかっていても、配達員やサービス提供者は鍵を開けて家の中に入ることができる。

「Cloud Cam」「Smart Lock」が必要

例えば、家のクリーニングサービスをお願いする場合、クリーニング業者は鍵を開けて家の中に入り、家人が不在でも家をキレイにしてくれる。業者の動きは家の中に設置したセキュリティカメラ「Cloud Cam」でチェックすることができるので、安心だ。

通常の配達でも利用可能で、配達員は鍵を開けて荷物を玄関付近に置いてすぐにドアを締めて再び施錠する。その後、ユーザーに荷物を届けた事と、ドア付近に置いたことなどを通知する。配達の様子も「Cloud Cam」に保存された動画で後からチェック可能だ。

サービス提供業者のスタッフが家の中に入るイメージ

「Cloud Cam」の性能は、1080p Full HDで、ナイトビジョンも搭載して暗い環境でもしっかり動画をチェックできる。

Amazonは、会計を省略した実店舗の運営やドローンでの配達、ボタンを押すだけのダッシュボタンなど、ユニークなサービスを次々と打ち出していて、今回の「Key」も忙しく、家を開けがちなユーザーにとっては非常に使い勝手の良いサービスとなりそうだ。
発表資料
URL:https://www.amazon.com/b?&node=17285120011
2017/10/26
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