使用済みコピー用紙から白い再生紙を作成!デュプロ精工の小型製紙装置を北海道のリサイクル企業が導入

小型製紙装置「RECOTiO EV-i250」

デュプロ精工株式会社は、同社の小型製紙装置「RECOTiO EV-i250」が、北海道帯広市の株式会社ウィンクリンに導入されたことを発表した。株式会社ウィンクリンは、リサイクル業務を行う株式会社マテックの関連会社。デュプロ精工株式会社による「RECOTiO EV-i250」は、トナー除去機能を搭載した製紙装置で、使用済みコピー用紙から白い古紙100%再生紙を作ることができる。
「RECOTiO EV-i250」は、使用済みのコピー用紙から約120分でトナーや異物を取り除き、再生紙として生まれ変わらせることが可能。言わば水と泡で文字を消してしまう“紙の洗濯機”のような製品だ。比較的に小型であるためオフィスへの設置が容易で、用紙を繊維段階まで分解するので機密保持にも役立つ。古紙投入後、約120分で1枚目の再生紙ができ上がってから、1時間あたりにA4普通紙で250枚、A4厚紙で110枚の再生を行える。
株式会社ウィンクリンによる本製品の導入は、北海道では初の「RECOTiO」の導入事例だ。会社のエントランスである管理棟に設置され、工場見学に訪れた児童や客が古紙再生の工程を見学している。現在のリサイクルフローでは、出資者であるマテックグループ各拠点から古紙を回収し、禁忌品を分別した後に「RECOTiO EV-i250」で再生。普通紙はコピー用紙として、厚紙は自社の名刺として活用されている。
デュプロ精工株式会社 / 株式会社ウィンクリン
URL:https://www.duplo-seiko.co.jp/recotio/
URL:http://www.winclean.jp/
2017/10/30
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