絶えず成長を続けた印象派の巨匠ルノワールの作品の変遷を辿る展覧会が開催

野原、木立、そして女性たち(カーニュ)
キャンバスに油彩、23×41cm、1899年

2017年11月1日(水)から12月24日(日)まで、ギャルリーためなが 東京にて「ルノワール展」が開催される。フランスの印象派の巨匠で、現在もなお世界中の人々に愛されているピエール=オーギュスト・ルノワール(1841~1919年)の作品を紹介する展覧会。1870年代から最晩年まで、風景 / 静物 / 肖像の油彩画の展示によって、絶えず成長を続けたルノワールの作品の変遷を辿る。開廊時間は月~土が10:00~19:00で、日祝が11:00~17:00。
1841年にフランス南部のリモージュに生まれたルノワールは、13歳で磁器の絵付け職人になるが、産業化の影響による仕事の減少を受けて絵画の道を歩み始めた。20歳でパリのシャルル・グレールのアトリエに入ってクロード・モネ(1840~1926年)やアルフレッド・シスレー(1839~1899年)らと出会い、印象派展には1874年の第1回から1877年の第3回まで参加。成功を収めた後も、約50年にわたる画業の中で、常に伝統と革新を探求しながら果敢に新たな技法を模索した。
本展は、美術館やコレクターからの出品の協力のもとで開催。1870年代に制作された少年の肖像画、真珠の時代と呼ばれる1890年代の女性像、晩年に描かれた南仏の風景、艶やかな質感のティーカップ、大胆な筆致の豊麗な花、赤と緑の豊かな階調による生命力に溢れた女性像などが披露される。

レモンとカップのある静物
キャンバスに油彩、22.2×32.7cm、1909年

■期間:
2017年11月1日(水)~12月24日(日)

■開催場所:
ギャルリーためなが 東京
東京都中央区銀座7-5-4

■問い合わせ先:
ギャルリーためなが
tel. 03-3573-5368
url. http://www.tamenaga.com/
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