省エネ技術や光とアートを駆使した創造的な夜景を楽しめる「スマートイルミネーション横浜2017」

「スマートイルミネーション横浜2017」
design: groovisions

2017年11月1日(水)から12月31日(日)まで、今年で7回目を迎える「スマートイルミネーション横浜2017」が開催される。省エネ技術とアートによる夜景作りのプロジェウトで、11月1日(水)〜11月5日(日)には象の鼻パークや横浜都心臨海部で「コアフェスティバル」を実施。さらに「みんなでつくる横浜夜景」をテーマとした参加型プログラム「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」も今年初めて創設されており、会期中の2カ月間に横浜市の各所で多彩なイルミネーションや夜景を彩るイベントが繰り広げられる。
「コアフェスティバル」では、5組の海外作家を含む30以上のアートプログラムを楽しむことが可能。初日の17:30から17:50頃までは、象の鼻パークでオープニングイベントも実施される(小雨決行 / 荒天中止)。オープニングイベントでは「MIRAIがつなぐ光とみらい」をテーマに掲げ、横浜税関に巨大なプロジェクションを行う髙橋匡太氏が手掛けた作品「カオハメ・ザ・ワールド」を用いて、子どもたちの“顔はめ”を投影。“顔はめ”の装置は上海にも設置され、横浜と上海をリアルタイムでつなげる試みも行われる予定だ。この「カオハメ・ザ・ワールド」には、トヨタ自動車株式会社の水素で走る燃料電池自動車「MIRAI」から電源を供給。そのほかに、リリアン・ブルジェア氏による巨大な電球の作品「ON/OFF」も「プリウスPHV」から電力供給される。

「カオハメ・ザ・ワールド」(髙橋匡太)

「マジカル・ミキサー・プロジェクト」(市川平)
1989年制作の「マジカル・ミキサー」をバージョンアップさせて、公道走行が可能なプラネタリウム投影装置を実現するための試み

「DOUBLE PORTRAITS」(平澤賢治)
サーモグラフィーを用いたポートレイト作品で、室内の光の透過によって夜の風景を一変させる

「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」では、企業・施設 / 大学 / 商店街 / 市民などが主体となって、光にまつわる作品やイベントを展開。創造的な横浜の夜景作りに挑戦する(プログラムにより開催期間が異なる)。一例として、11月3日(金・祝)までは、神奈川県立歴史博物館で各日18:00〜21:00に「馬車道プロジェクション2017」を開催中。横浜市文化観光局とともに東京藝術大学大学院映像研究科が主催するイベントで、修士学生や修了生が制作したアニメーション作品を神奈川県立歴史博物館に投影する。
元町ショッピングストリートとその周辺では、協同組合元町エスエス会の主催による「元町クリスマスイルミネーション」を11月3日(金・祝)〜12月25日(月)に開催。横浜元町のシンボル「フェニックスアーチ・イルミ」のほか、側道の「キャノピー・イルミ」から河岸の河川敷600mにわたる「河岸簾イルミ」まで、各種のイルミネーションが展開され、プラザデッキの「大型ハイヒールのイルミ」のように“インスタ映え”するスポットも数多く登場する。

「馬車道プロジェクション2017」

「元町クリスマスイルミネーション2017」

「ひかりの実プロジェクト」
アーティストの髙橋匡太氏が「◯」をドローイングした果実袋に参加者が笑顔を書き足して完成させ、LEDを入れて樹木などに取り付けるプログラム

■期間:
2017年11月1日(水)~12月31日(日)
※「コアフェスティバル」は2017年11月1日(水)〜11月5日(日)

■開催場所
「コアフェスティバル」:象の鼻パーク、横浜都心臨海部
「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」:横浜市内全域

■問い合わせ先:
スマートイルミネーション横浜実行委員会 事務局
tel. 045-633-9660
url. http://smart-illumination.jp/
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