ソフトバンク、ファーウェイとロボットでの5G実証実験で協力。実験にはCUBEくん等使用

CUBEくん

ソフトバンク株式会社は1日、華為技術有限公司(ファーウェイ)と、ロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結したと発表した。両社は、インターネットを通じてつながるロボット「コネクテッド・ロボット」の実現に向けた検討や実証実験を2018年より実施するとしている。
かねてよりヒト型ロボットのPepper(ペッパー)を提供し、ロボットによる接客など、ロボット事業に力を入れているソフトバンク。今回は、世界スマートフォンシェアでAppleに迫る中国・深センを本拠地とするファーウェイとタッグを組むこととなった。

ソフトバンクでは、既に5Gの要素技術を実装した実証実験装置を用いて、超高速ブロードバンド通信、超低遅延通信などの検証を実施している。今後は、ファーウェイとの協力により、ロボットにおける5Gの大容量通信や超低遅延通信の活用方法を検証するとしている。

5Gの活用でデータ処理などはクラウドで実行し、ロボット本体に高性能なCPUなどが不要になり、ロボット本体の小型化や低コスト化を実現できる。クラウド処理の利点は他のロボットとのデータ共有が容易になることもあり、機械学習やAIの進化をさらに促進できる。

本実験には、ソフトバンクが開発した箱型自律走行ロボット「CUBEくん」「木箱くん」が活用される。
発表資料
URL:https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20171101_03/
2017/11/02
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