オブジェを中心に版画や写真やコラージュも含めた約80点を紹介する北川健次氏の個展が開催

「正面の衣裳―La Castiglioneのために」

2017年11月8日(水)から11月27日(月)まで、日本橋高島屋 6Fの美術画廊Xにて「北川健次展 鏡の皮膚-サラ・ベルナールの捕らわれた七月の感情」が開催される。版画 / オブジェ / 写真 / 油彩画といった美術作品から、詩作や評論まで、多彩な表現活動を行っている北川健次氏の個展。前回の個展では繊細なガラスによるオブジェが登場したが、今回は新たなオブジェを中心に、版画 / 写真 / コラージュも含めて約80点が発表される。
北川健次氏は1952年福井県生まれで、多摩美術大学大学院美術研究科を修了。駒井哲郎(1920〜1976年)に銅版画を学び、棟方志功(1903〜1975年)や池田満寿夫(1934〜1997年)の推挽を得て作家活動を開始した。1990年には文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧。近年ではパリ市立歴史図書館で開催された「RIMBAUD MANIA」展で、クレー、ミロ、ジャコメッティ、ピカソといった20世紀を代表する表現者とともに選出されるなど、高く評価されている。
北川氏の初期の版画作品は版画史における突出した表現者たちから絶賛され、またオブジェ作品は来日したクリストから高い賞賛を受けた。本展では、1970年代以降の現代美術の状況をリアルに体感しながら、芸術に対する独自の思考を醸成させた同氏の作品を堪能できる。
■期間:
2017年11月8日(水)~11月27日(月)

■開催場所:
美術画廊X
東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋 6F

■問い合わせ先:
日本橋高島屋
tel. 03-3211-4111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/
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