HPが無重力環境に対応する「HP ENVYプリンタ」を開発!2月に国際宇宙ステーションへ打ち上げ予定

「HP ENVY ISS Printer」

HP Inc.は、国際宇宙ステーション(ISS)に設置されている既存のプリンティング機能を置き換える次世代プリンタとして、アメリカ航空宇宙局(NASA)が「HP OfficeJet 5740プリンター」を採用したことを発表した。これに伴い、同社ではISSでの利用にカスタマイズした「HP ENVY Zero-Gravity Printer」を開発。2018年2月に「Space-X 14」に搭載されて、ISSへと打ち上げられることが予定されている。
NASAでは、2016年に「HP ZBook モバイルワークステーション」をISSに向けて打ち上げた。補充分も含めた約120台が、ISSでの任務や作業を支援するために設置されている。今回、新たにプリンタの置き換えを行ううえで、NASAは各種の要件を提示した。それは、無重力環境でのペーパーマネージメント / 難燃性プラスチック / 無重力環境での廃インク管理 / ガラス除去 / 有線および無線接続 / 0°、90°、180°、270°のような複数の向きでの出力 / 環境試験(電磁波、原料、音響、可燃性、オフガス、電力互換性など)といった内容。「HP ENVY Zero-Gravity Printer」では、クリエイティブなリエンジニアリングや特殊素材、3Dプリンタで造形された部品を使用することで、NASAによるこれらの全ての要件を満たしている。
株式会社日本HP
問い合わせ:0120-436-555
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2017/11/09
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