フォントワークス、時計専用のUDフォントをセイコークロックと共同開発

「教室の時計」設置イメージ

フォントワークス株式会社とセイコークロック株式会社は、クロック専用のUDフォントを共同で開発したことを発表した。そのUDフォントを、2017年11月24日(金)に発売予定の掛時計「教室の時計」3種類に採用。教室はもちろんオフィスや工場などでも活用しやすい製品で、針や目盛の形状、数字の書体を徹底的に追求することによって視認性が高められている。
「教室の時計」は、同一デザインで「衛星電波受信(GP219W)」「標準電波受信(KX236W)」「クオーツ(KS623W)」といった3つのムーブメントのバリエーションを用意。希望小売価格は、衛星電波モデルが2万5000円(税抜)、標準電波モデルが2万円(税抜)、クオーツモデルが1万2000円(税抜)だ。直径310mmで、厚みは60mm。標準電波モデルでは2個のボタン電池(CR2477)、他2モデルでは単二形アルカリ乾電池を使用する(衛星電波モデルは6本 / クオーツモデルは2本)。
この「教室の時計」では、分針と目盛の高さを合わせることで、どの場所からでも正確な時刻を読み取れるデザインが採用された。新開発のUDフォントでは、セイコークロック株式会社のこれまでのオリジナルフォントの形状を残しつつも、ユニバーサルデザイン仕様で判別しやすい数字を設計。特に誤読しやすい「3」「6」「8」「9」をメインとして、今の時代に即したデザインへとアップデートされた。「3」は「8」と誤読されないように、口のアキを広くする設計。「6」と「9」は始筆や終筆を斜めに切り落とし、アキを広くすることで「8」と誤読しにくい工夫が盛り込まれている。

「3」「6」「9」などで、特に別の数字との誤読を防ぐ工夫が盛り込まれた

セイコークロック株式会社 / フォントワークス株式会社
URL:https://www.seiko-clock.co.jp/
URL:https://fontworks.co.jp/
2017/11/10
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