ショウワノート、おじいちゃんノートの技術で全ページが180度水平に開く「水平開きノート」発売

「水平開きノート」

ショウワノート株式会社は、有限会社中村印刷所と共同開発した、180°水平に開く「水平開きノート」(B5サイズ:5mm方眼)を発売開始した。価格は250円(税別)で、販売は一般の文具流通、学校納品流通、一部書店流通および通信販売で行う。

「水平開きノート」

本製品は、水平開きノートの特許を持つ中村印刷所の製造技術を活かして作られた学習ノート。中村印刷所は浅草にルーツを持つ、いわば町工場的な企業だが、その技術力は高く、多くの受賞歴を誇る。

ただ、「水平開きノート」の元となった、水平に180度開けるノート「ナカプリバイン」は、会社再興をかけた製品だったにもかかわらず、発売後鳴かず飛ばずだった。それが、社員の孫が「うちのおじいちゃん、ノートの特許とってた…宣伝費用がないから宣伝できないみたい。Twitterの力を借りる!」というツイートをしたところ、全てのページが水平に開き、見開き1ページになるというノートに注目が集まり、注文が殺到。「おじいちゃんのノート」として脚光を集めることとなった。

今回の「水平開きノート」は、中村印刷所が特許技術を提供し、ショウワノートが開発。そして、ジャポニカ学習帳などの学習帳で培った長年の実績を生かし販売する。

子供向けの学習帳として、ノートの真ん中の膨らみを気にせずに黒板の板書をそのまま写せたり、見開きで図や表がかける点をアピールしている。もちろん、大人のイラストレーターや絵描きでも、イラストやスケッチなどで有効活用することができる。
発表資料
URL:http://www.showa-note.co.jp/press/171113/images/171113suihei.pdf
2017/11/14
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