ウッドデザイン賞・最優秀賞は秋田杉等を使った「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」

「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」のJR秋田駅

木の良さや価値を再発見させる製品や取組について表彰する「ウッドデザイン賞|JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2017」は、最優秀賞・優秀賞・奨励賞の上位賞作品を発表した。
最優秀賞(農林水産大臣賞)に輝いたのは、「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」。秋田の活性化プロジェクトとして、JR秋田駅を中心にしたもので、中央改札前の秋田杉のファサードや待合ラウンジの秋田杉の天井ルーバー、県産オニグルミ材等のオリジナル家具など、県産材を活用している。また、秋田公立美術大学による端材でのアートなども設置、受賞は、木に囲まれ、木に癒される消費者目線の空間づくりが高く評価された。

優秀賞は9点を選出。奈良県の工房studioJigによる吉野杉を使った曲線が美しい家具「CJシリーズ」、高知県艸建築工房が手がけた、ふんだんに木材を使い大胆な屋根の傾斜が目を引く「宿毛商銀信用組合本店」など、建築・空間・建材・部材、木製品、コミュニケーション、技術・研究の分野から幅広く選出されている。

studioJigの「CJ2 Legless Chair」

高知県艸建築工房の「宿毛商銀信用組合本店」

なお、「ウッドデザイン賞 2017」の展示会は12月7~9日に、「東京ビッグサイト」東1ホール「森林からはじまるエコライフ展」内の「ウッドデザイン賞 2017」ブースにて行われる。
発表資料
URL:https://www.wooddesign.jp/pdf/wood2017_release-topprize.pdf
2017/11/20
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