電子地域通貨「さるぼぼコイン」が高山、飛騨、白川村の約100店舗で商用化スタート

株式会社アイリッジは、11月21日、電子地域通貨「さるぼぼコイン」を地元住民および観光客向けに提供すると発表した。提供開始は12月4日(月)から。高山市、飛騨市、白川村の約100の加盟店からスタートする。
株式会社アイリッジと飛驒信用組合は、かねてから取り組んでいたスマートフォンアプリを活用した電子地域通貨「さるぼぼコイン」の開発を完了し、12月4日(月)から岐阜県飛騨・高山地域の約100の加盟店に提供する。「さるぼぼコイン」は、二次元コードの読み取り方式で手軽に決済でき、取引履歴がスマートフォンアプリ上で管理できるほか、セキュリティに配慮して指紋認証や暗証番号の設定などが行える通貨及びアプリである。

加盟店側は二次元コードを設置するだけなので、初期導入費用がかからず、簡単かつ即座に導入可能。現金の管理、取り扱いの手間を大幅に省くことでオペレーションを軽減し、飲食店においては、衛生面でも有用に機能する。

加盟店では売上金として入金されたコインを預金口座へ換金入金できるほか、他加盟店への支払いなどで利用することも可能で、アプリ内では店舗情報を掲載したり、GPSを活用して店舗までの道案内を行うなど、ユーザーにとっても便利な機能を組み込んでいる。

なお、本通貨には、 アイリッジの電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を採用。アイリッジでは、域内でのユーザーの利用促進、コインの流通を促すことで、地域経済を活性化を図るほか、訪日外国人観光客向けの決済手段の簡素化も実現することを目標としている。
飛驒信用組合「さるぼぼコイン」
URL:https://www.hidashin.co.jp/coin/ 

株式会社アイリッジ
URL:https://iridge.jp/
2017/11/21
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