米Uber、5700万件の個人情報流出を1年間公表せず。既にハッカーには身代金を支払い済み

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米Uberが5700万人分ものユーザーとドライバーの個人情報流出について、1年以上に渡り隠蔽していたことが明らかになっている。
BloombergやNewYorkTimesなど、米メディアがこぞって報道しているのは、ハッカーによってUberが持つ個人情報が盗まれた問題。ドライバーの名前や運転免許証の番号、ユーザーの名前やメールアドレス、携帯電話番号がデータ流出の被害にあった。

ハッカーは、Uberのソフトウェアエンジニアが使用するGitHubコーディングサイトからデータにアクセスして情報を抜き出していた。Uberは事態の沈静化のために、データハッキングを仕掛けた2名のハッカーに対して10万ドル(約1100万円)を支払い、データを削除してもらったという。そして事を荒立てないためにこの出来事を公表しなかった。

事が明るみに出たのは、新CEOダラ・コスロシャヒ氏が就任し、彼が就任する以前の隠蔽を知ったことから。Uberでは過去の情報流出を発表すると共に、当時のセキュリティ責任者などを追放している。
Bloomberg
URL:https://www.bloomberg.com/technology
2017/11/22
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