江戸時代の松坂屋上野店の様子を浮世絵「安永元年 上野店店内見取り図」から読み解く企画展が開催

「安永元年 上野店店内見取り図」

2017年11月25日(土)から2018年2月20日(火)まで、松坂屋名古屋店 南館7Fの松坂屋史料室にて「『安永元年 上野店店内見取り図』を読み解く-呉服店奉公人の仕事-」が開催される。「上野フロンティアタワー」として生まれ変わった松坂屋上野店の1772年(安永元年)の様子を、浮世絵から読み解く企画展。「安永元年 上野店店内見取り図」を通して、江戸時代の呉服屋大店の商いや奉公人の仕事の内容とともに、松坂屋上野店の繁栄の様子が紹介される。
2018年は、松坂屋の前身である伊藤屋が江戸に進出してから250年の年にあたる。今年は、松坂屋上野店が、複合型高層ビル「上野フロンティアタワー」の竣工によって11月に新しく生まれ変わった。本展は、長きにわたり発展を続ける松坂屋の歴史を、浮世絵から紐解くユニークな企画展だ。
「安永元年 上野店店内見取り図」には、番頭や小供(こども)をはじめとした総勢77人が、呉服店で生き生きと仕事に励む様子が描かれている。江戸時代には、店内に品物を置かず、客の要望に応じた品物を蔵から取り出してきて販売する「座売り」という方式が用いられていた。それらの様子も含め、当時の奉公人たちの活気に溢れた仕事ぶりや“おもてなし”の姿が浮世絵から見て取れる。会期中の休館日は2018年1月1日(月・祝)で、開催時間は10:00〜19:30。

見送りをする番頭と下足番

■期間:
2017年11月25日(土)〜2018年2月20日(火)

■開催場所:
松坂屋名古屋店 南館7F 松坂屋史料室
愛知県名古屋市中区栄3-16-1

■問い合わせ先:
松坂屋名古屋店
tel. 052-251-1111(代表)
url. https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/
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