国民的キャラクターを用いて文化の浮き沈み等を表現した衝撃作、岡本光博の「ドザえもん展」

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©2017 Okamoto Mitsuhiro All Rights Reserved. Photo courtesy of Haruka Iharada

2017年12月2日(土)から12月23日(土・祝)まで、神楽坂・矢来町の現代美術の企画画廊eitoeiko(エイトエイコ)にて、美術家・岡本光博氏による「THEドザえもん展 TOKYO 2017」が開催される。
本展は、著作権に対する問題提起で知られる岡本光博氏による展覧会。氏が手がけたルイ・ヴィトンのアナグラムを配したバッタのキャラクター「バッタもん」は、ブランドと現代アート、そしてオリジナルとコピーの関係の表現で知られ、ルイ・ヴィトンからの抗議による展示中止や復活展示など、良くも悪くもアートに力強いメッセージ性を加えている。

今回は、誰もが知る国民的キャラクターを使い、水死体を連想させるビジュアルと江戸時代の「土左衛門」との言葉遊びで表現。

作品からは、文化の浮き沈み、著作権ビジネスに囚われる日本のアートシーン、商業偏重のキャラクタービジネスなど、様々な問題に対してのアンチテーゼが感じられ、単なるダジャレやキャラクターの使い捨てではない、岡本光博氏の強いメッセージが伝わってくるはずだ。

展覧会の時間は12:00〜19:00。休廊日は日曜と月曜。
■期間:
2017年12月2日(土)から12月23日(土・祝)

■開催場所:
○eitoeiko(エイトエイコ)
○東京都新宿区矢来町32-2

■問い合わせ先:
eitoeiko(エイトエイコ)
tel. 03-6873-3830
URL. http://eitoeiko.com/picture/etc/thedozaemontentokyo2017.pdf
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