Androidで勝手に個人情報を収集するアプリが横行、Googleは警告表示で対応

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米Googleのセーフブラウジングチームは、Androidユーザーの安全なブラウジングのためとして、新たな保護プログラムを発表した。
今回、ユーザーの保護のために、ソフトウェアポリシーの適用範囲を拡大。ユーザーの電話番号やメールアドレス、使用しているデバイスのデータなどの個人情報を同意なしに収集するAndroidアプリやWebサイトを開くと、警告が表示されるようになる。

また、アプリがアプリの機能に関係のない個人データを収集して送信しようとすると、データ収集と送信の前に、ユーザーに対してユーザーデータの使用方法を強調表示しなければいけなくなる。ユーザーはデータ収集・送信に同意するか拒否するかを選べる。

元々、Google PlayにAndroidアプリを登録する審査は、App StoreのiOSアプリよりも甘いとの評判で、セキュリティに関してもユーザーが守られているとは言えない状況だったので、今回の改定は、ユーザー保護という観点からは大きな変更となっている。

なお、新しいプログラムは2018年2月から施行される予定で、アプリ開発者、デベロッパーは規約に沿ったユーザーデータの取り扱いを遵守する必要がある。
発表資料
URL:https://security.googleblog.com/2017/12/additional-protections-by-safe-browsing.html
2017/12/05
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