ベンキュー、ハードウェアキャリブレーション対応の27型4Kカラマネディスプレイ「SW271」を発売
ベンキュージャパン株式会社は、27型の液晶ディスプレイ「SW271」を、2017年12月10日（日）に発売する。カラーマネジメント液晶ディスプレイとして位置付けられ、特にフォトグラファーなどの使用に適したモデル。ハードウェアキャリブレーションに対応し、無料ダウンロードできるソフトウェア「Palette Master Element」を用いることで、本格的なカラーマネージメント環境を構築できる。価格はオープン。
本製品は、TIPA2016ベストフォトモニターを受賞した「SW2700PT」のグレードアップ版だ。約10億7000万色の表示が可能な10bitカラーディスプレイで、Adobe RGBでカバー率99％、sRGBでカバー率100％の色再現領域が実現されている。黒から白までのダイナミックレンジ全体を広げるHDR（ハイダイナミックレンジ）にも対応しており、解像度は4K UHD（3840×2160）。輝度は350cd / 平方メートル、コントラスト比は1000:1（DCR機能時で20000000:1）、応答速度は12ms（GtoGで5ms）で、IPSパネルの採用により水平 / 垂直ともに178°の視野角が確保された。
RGBのカラーブレンド精度を向上させる14bit 3Dルックアップテーブル（LUT）を採用し、厳密な色再現を可能にしていることも特徴。Adobe RGBとsRGBの両方の色空間で、Delta E≦2を満たし、オリジナルに限りなく近い画像が描写される。取り外しが可能な遮光フードも標準で実装された。主なインターフェイスはHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C（電源供給なし）×1。ダウンストリーム2基のUSB 3.1ハブ機能も用意されている。本体サイズは504.49〜610.95（幅）×613.8（高さ）×213.43（奥行）mmで、遮光フードなしでの重量は約9.3kg。