横浜美術館の充実のコレクションが披露される「シュルレアリスムの美術と写真」

イヴ・タンギー《風のアルファベット》
1944年 横浜美術館蔵

2017年12月9日(土)から2018年3月4日(日)まで、横浜美術館にて「全部みせます!シュールな作品 シュルレアリスムの美術と写真」が開催される。横浜美術館が所蔵するシュルレアリスムに関わった作家の作品を、3つの展示室をフル活用して紹介するコレクション展。国内外の約50作家による約300点の作品が集結しており、日本の約10作家の作品も含まれている。休館日は木曜(3月1日を除く)と年末年始(12月28日〜1月4日)で、観覧料は一般500円 / 高校・大学生300円 / 中学生100円 / 小学生以下無料。
本展では、シュルレアリスムの代表的な作家であるルネ・マグリット(1898〜1967年)、ポール・デルヴォー(1897〜1994年)、サルバドール・ダリ(1904〜1989年)、マン・レイ(1890〜1976年)、マックス・エルンスト(1891〜1976年)、ジャン・アルプ(1886〜1966年)、ジョアン・ミロ(1893〜1983年)、アンドレ・マッソン(1896〜1987年)の作品については、それぞれ複数点を展示。コラージュや彫刻、版画、写真など、さまざまなジャンルに挑戦した彼らの多彩な創作活動を見ることができる。
さらに、チリ出身のロベルト・マッタ(1911〜2002年)、カナリア諸島出身のオスカル・ドミンゲス(1906〜1957年)、キューバ出身のヴィフレド・ラム(1902〜1982年)など、国籍や民族を超えたシュルレアリスムの広がりを象徴する作品も紹介。ややマニアックな作品も含め、充実したコレクションを楽しめる。

ヴォルス《無題》
1933年(1979年のプリント)横浜美術館蔵

インドリッヒ・シュティルスキー
『この頃の針の先で』より 1934-40年

■期間:
2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)

■開催場所:
横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

■問い合わせ先:
横浜美術館
tel. 045-221-0300(代表)
url. http://yokohama.art.museum/
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