キヤノンが12色顔料インクを採用した60インチ対応の大判プリンタ「imagePROGRAF PRO-6000」を発売

「imagePROGRAF PRO-6000」

キヤノン株式会社は、グラフィックアート市場向けの大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF PRO」シリーズの新製品として、「imagePROGRAF PRO-6000」を発売した。12色顔料インクの「LUCIA PROインク」を採用し、60インチ(1524mm)の用紙幅に対応しているモデル。写真やアート作品、商業ポスターなどグラフィックアート市場の幅広いニーズに対応する。価格は169万8000円(税抜)で、「ONYX RIPCenter 12.2 Canon Edition」を同梱したRIPセットは187万8000円(税抜)。
本製品は、「imagePROGRAF PRO」シリーズに共通のコア技術を搭載。1.28インチの長尺ノズルを採用したプリントヘッドでは、総ノズル数1万8432ノズルが高密度に配置された。出力解像度は最高2400×1200dpi。本体には、同社のイメージング技術の粋を集めた製品群を象徴する「レッドライン」がデザインされている。
インクの12色の内訳は、フォトブラック / マットブラック / グレー / フォトグレー / シアン / フォトシアン / マゼンタ / フォトマゼンタ / イエロー / レッド / ブルー / クロマオプティマイザー。従来の「LUCIA EXインク」から色の再現性や暗部領域での表現力が向上している。4種のブラックインク(2種のグレーインク)の採用などで、モノクロの忠実な再現が可能となっていることも特徴だ。また、透明インクのクロマオプティマイザーを用いることで、色の見え方に影響を与える余分な反射光を抑制できる。
インターフェイスはHi-Speed USBおよび10 / 100 / 1000BASE-Tで、IEEE 802.11 n / a / b準拠の無線LANにも対応。比較的にコンパクトな本体ながら、給紙と巻き取りの両用に使える「マルチファンクションロールシステム」を搭載し、上下段にロール紙を2本同時にセットしての大量連続プリントや、下段を巻き取る装置として使いながらの上段からの長尺プリントも行える。本体サイズは1999(幅)×1168(高さ)×766〜984(奥行)mmで、重量は約141kg。
キヤノン株式会社
URL:http://canon.jp/imageprograf/
2017/12/11
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