漢検が今年の世相を表す漢字「北」を発表、ミサイルに揺れなおも脅威が続く現状を反映

発表資料

公益財団法人 日本漢字能力検定協会は、2017年「今年の漢字」について、第1位が「北」になったことを発表した。
2017年「今年の漢字」は、応募総数15万3594票の中から、約5%となる7104票を集めた「北」が選ばれた。

今年の北から連想される出来事と言えば、北朝鮮のミサイル発射、それによるJアラート発動による日本国内の混乱があげられる。また、2月には北朝鮮の最高指導者、金正恩の兄・金正男氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港で暗殺されるという事件も発生している。

ちなみに、2016年の一文字は「金」となっていて、二文字合わせると、さらに北朝鮮色が強くなる結果となっている。

2016年の金

北海道絡みでは、悪天候によるジャガイモ不足でポテチ販売停止や北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手のポスティングによるロサンゼルス・エンゼルスへの移籍も決まっている。日ハムはドラフトで大注目の清宮幸太郎選手を引き当てたことでも話題になった。

ほかには、九州北部豪雨や競馬で今年G1を3勝しているキタサンブラック(オーナーは歌手の北島三郎氏)も北がからむ話題だった。

なお、2位以下は「政」「不」「核」「新」「選」「乱」「変」「倫」「暴」と続き、政治や国際情勢をイメージさせる言葉が並んでいる。
2017年「今年の漢字」
URL:http://www.kanken.or.jp/kanji2017/
2017/12/12
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