手塚治虫氏の“火の鳥”とのコラボレーション作品も展示される「GOMA個展〜再生〜」

「夕焼けの火の鳥」
195×195cm、キャンバス・アクリル
(C) Tezuka Productions

2017年12月13日(水)から12月26日(火)まで、新宿高島屋 10Fの美術画廊にて「GOMA個展〜再生〜」が開催される。GOMA氏にとって高島屋では初の個展開催で、バリ島で描いた2×2mの大作「花」や、7年間描き続けた「ひかり」の数々を展示。さらに、故・手塚治虫氏による「火の鳥」とのコラボレーションで、GOMA氏が“再生”をテーマに「火の鳥」の世界を描き出した作品も初公開される。最終日は16:00閉場。
GOMA氏はオーストラリアの先住民族アボリジナルの伝統楽器「ディジリドゥ」の奏者として第一線で活躍していたが、2009年に不慮の交通事故によって高次脳機能障害を負ってしまい、多くの記憶を一時喪失した。そのような中で、GOMA氏は突然それまで描いたこともなかった絵を描き始める。ディジリドゥ奏者であったことも分からなくなっていた頃にも関わらず、無意識のうちに描かれたのは、オーストラリア原住民族の伝統的な絵画によく見られる緻密な点描画。2010年の初個展「記憶展」は、社会的にも関心を集めた。
そんなGOMA氏の作品を鑑賞できる本展は、“なぜ人は絵を描くのか”や“なぜ人は芸術に惹かれるのか”といった根源的な疑問に対するヒントにもなり得るもの。会期中の12月17日(日)の17:00からは、新宿高島屋 2F JR口 特設会場にて、GOMA氏が「ディジュリドゥ」を演奏するライブも実施される。なお、同会場では2018年2月22日(木)まで、「HINOTORI イルミネーション」も開催中。こちらも手塚治虫氏の「火の鳥」をモチーフにしたイルミネーションで、手塚プロ監修のもとで「火の鳥」のサイズがほぼ忠実に再現されており、17:00〜0:00まで点灯されている(12月は16:30から点灯)。

新宿高島屋 2F JR口 特設会場では「HINOTORI イルミネーション」も開催中
(C) Tezuka Productions

■期間:
2017年12月13日(水)~12月26日(火)

■開催場所:
新宿高島屋 10F 美術画廊
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2

■問い合わせ先:
新宿高島屋
tel. 03-5361-1111(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
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