戦後のタイポグラフィを楽しむ「まちの文字図鑑 ヨキカナカタカナ」発売

大福書林は、戦後の屋外広告に使われているカタカナをタイポグラフィとして見直し、収集・考察する「まちの文字図鑑 ヨキカナカタカナ」を1月10日に発売した。A5判/224P/2,000円(税抜)。
街には看板職人やネオン職人、書体デザイナーのハイカラでお洒落なカタカナがあふれている。本書は、パソコンフォントではない時代の失われつつあるタイポグラフィを、ブックデザイナーの松村大輔氏が、全国津々浦々で探し集め、五十音順に編集。個性あふれる約470のカタカナを、1文字ずつ取り出して、そのコアな魅力を紹介した文字図鑑だ。

様々な看板から集められた味のあるカタカナ文字は、そのカナ文字の元となった漢字から、様々な字形変化、アレンジの可能性など、多方面から分析がなされている。また、看板職人やネオン管技師を取材して、モノづくりの現場も紹介しており、デザインが形になる工程も楽しめるようになっている。

本書には、シリーズ書籍「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」も発売されており、カタカナ・ひらがな合わせて楽しみたい本である。
まちの文字図鑑 よきかな ひらがな
価格:2,000円(税抜)
松村大輔 著
大福書林株式会社
価格:2,000円(税抜)
松村大輔 著
URL:http://www.daifukushorin.com/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908465061/
2018/01/12
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