トランプに刺繍を重ねた作品などを楽しめる展覧会「竹村京―どの瞬間が一番ワクワクする?」

「Playing Cards 2017,
Austrian Cards on German Cards」2017年
(c)Kei Takemura
撮影 (c)Kenji Takahashi

2018年1月13日(土)から3月11日(日)まで、ポーラ美術館にて「竹村京―どの瞬間が一番ワクワクする?」が開催されている。同美術館では、2017年10月に開館15周年を記念して現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」をオープンし、ポーラ美術振興財団が助成してきた若手芸術家たちを紹介する「HIRAKU Project」を開始したが、今回の展覧会はその第2回展示。竹村京氏が手掛けた未発表の最新作で構成されている。
竹村京氏は1975年東京生まれで、高崎市在住のアーティスト。2000年にポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンでの研修に参加した。これまでには、写真やドローイングの上に刺繍を施した薄い白布を被せた平面作品や、日常の生活のなかで破損してしまった個人的なオブジェを用いて別の美的価値を生み出す「修復された」シリーズなどを制作している。
本展は、日常における偶然の重なりや瞬間の連続、メモリアルな美しい時間がテーマ。竹村氏は近年では国や言語が違っても意味を共有できるアイテムとしてトランプを取り入れた作品を制作しているが、今回出品される作品のうち24点の「Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards」も、ドイツ製のトランプにオーストリア製のトランプの図柄を日本製の絹糸で刺繍した布を重ねている。
会期中無休、開館時間は9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)で、入館料は大人1800円 / 65歳以上1600円 / 高校・大学生1300円 / 小・中学生700円。小・中学生は土曜日は無料で入館できる。
■期間:
2018年1月13日(土)~3月11日(日)

■開催場所:
ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先:
ポーラ美術館
tel. 0460-84-2111
url. http://www.polamuseum.or.jp/
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