YouTube、広告を出稿するのにふさわしいかどうか人によるチェックを開始。基準も厳格化

資料

Googleは16日(米国時間)、YouTubeでの広告に関する規定について複数の変更を加えたと発表した。
2017年は、GoogleとYouTubeのコミュニティ、そして広告パートナーにとって難しい年であったことを認めているGoogle。ローガンポールが日本で撮影した自殺の遺体動画を配信し大問題になったり、人種差別やイスラム過激派に賛同する内容の動画もYouTubeには溢れている現状がある。

それらの内容に問題のある動画に広告が掲載されることは、広告主にとってマイナスになることであり、実際にマクドナルドやトヨタ、米モンデリーズやリドルなどは相次いでYouTubeへの広告の出稿を取りやめている。

このような状況にYouTubeでは規制の強化で対応する。これまではYouTubeパートナープログラム(YPP)の資格はチャンネルの合計視聴回数1万回でOKだったが、今後は過去12ヶ月以内に1000人のユーザーと4000時間の視聴時間を獲得しなければならない。

また、広告商品「Google Preferred」については、対象となるチャンネルの選定を人間がチェックするようになる。コンテンツの内容が広告ガイドラインに沿っているかどうかを、良い悪いを判断できる人の手に委ねることになる。
発表資料
URL:https://adwords.googleblog.com/
2018/01/17
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