AR体験コーナーは、近眼でもぼやけない“QDレーザーのアイウェア”と、EPSONの“現場作業体験”が人気

東京ビックサイトにおいて、2018年1月17日~19日の3日間、ウェアラブル端末の技術と活用を展示する「第4回 ウェアラブルEXPO」が開催。今年は、初出展の80社を加えた163社が出展。初日から多くの来場者を集め、今日も賑わいを見せている。
ウェアラブル端末やVRの普及を受けて初日から大盛況の本展だが、その魅力は何と言っても新デバイスやコンテンツを試せるの体験コーナーだ。数々の新製品が並ぶブースの中でも、人気を集めていたのは、エプソンの業務用スマートヘッドセットと、株式会社QDレーザーの網膜走査型アイウェアの体験コーナー。

エプソンブースでは、同社のスマートグラスを装着して作業現場を模したブース内に立ち、ARによる遠隔支援を受けながらの現場作業を体験できる。展示されているのは、スマートグラス「MOVERIO BT-300」と、業務用スマートヘッドセット「BT-2000」。「MOVERIO BT-300」は、独自開発のシリコンOLED(Organic Light Emitting Diode:有機EL)ディスプレイを採用して小型・軽量化されており、非常に軽くストレスのないかけ心地だ。

業務用スマートヘッドセット「BT-2000」

スマートグラス「MOVERIO BT-300」

株式会社QDレーザーのアイウェアは、網膜に直接映像を投影するヘッドマウントディスプレイで、装着者のピント位置や視力の影響をうけにくいのが特徴だ。ユーザーがどの位置を注視していても投影されたコンテンツがボケることがなく、通常のメガネとの併用が困難なスマートグラスにおいて、近視・遠視でコンテンツが視認できないという問題も解決する。眼鏡フレームに内蔵されたプロジェクタから、片目の視野中心部に映像を投影しているのだが、プロジェクタ本体が小型化されているため、デザインを損なうことなく綺麗にフレームの内側に納まっていた。
他にも興味深い体験ブースが多数設置されているが、この2つのブースは数十人待ちとなる可能性があるため、視聴体験を予定しているのであれば、開場直後に訪れることをお勧めしたい。
セイコーエプソン株式会社
URL:http://www.epson.jp/ec/event/wearable_expo2017/
株式会社QDレーザー
URL:http://www.qdlaser.com/
2018/01/18
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