メカ好きが痺れる逸品! 基板アートの電子技販・北山寛樹氏がウェアラブルEXPOに出展

東京ビックサイトで1月17日から開催されている「第4回 ウェアラブルEXPO」に、基板アート雑貨で注目を集めている株式会社電子技販が出展、2014年からラインナップを増やしてきた商品群やその製造工程などを展示している。
基板アートシリーズは、2014年に発売された「東京回路線図 名刺入れ」を皮切りに、iPhoneケース、ICカードケース、マネークリップなど日常に役立つ雑貨を展開。バリエーションも東京・関西・京都の路線図や、NY・パリの地図、エヴァンゲリオン、STAR WARなど様々なデザインが発売されている。

東京回路線図 ICカードケース 黒

日用雑貨でありながら、製造には本物の基板と同じ設備と工程が採用されており、製品が発する微弱電波を電力に変換し、昇圧することでLEDを光らせるという、メカマニアならずともワクワクさせられるギミックが魅力のプロダクトだ。

この人気商品の発想の原点となったのは、同社の代表も務める北山寛樹氏の基板への思いである。幼少期から家業の基板工場で育った同氏は、機能重視の基板というパーツに芸術性を見出し、東京の路線図を回路図に見立てて製品化。ハードなギミックと相まって瞬く間に人気となり、様々なメディアをはじめNHKワールドTVでも取り上げられるほどの話題となった。
1月17日~19日まで開催されている「第4回 ウェアラブルEXPO」では、この基板が好きすぎる北山社長自らが、株式会社電子技販の出展ブースに立ち、基板アートの制作工程を説明してくれている(1月17日13時 時点)。

展示されている製品を手に取ってみると、本物の基板の質感や、電子部品の立体感なども感じられ、予想以上に精巧に作られていることが実感できた。壁にはこれまた本物の基板で作ったという「富嶽三十六景」の額が飾られており、今年も、北山社長の発想と商品展開が楽しみになる展示であった。

製造工程の解説。プリント基板の基材からこのような工程を経て作られる

株式会社電子技販
URL:http://www.moeco.jp.net/
2018/01/18
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